どうも、久しぶりに記事を書きます。今期は久方ぶりにシングルレートを頑張りました。結果は伴いませんでしたが、来期以降に向けて文章化することで課題を明確化する目的で簡易的に紹介をしたいと思います。
・構築経緯
かのおふで三位入賞できた構築(カバルドン、ボーマンダ、カプ・コケコ、ウルガモス、ギルガルド、ミミッキュ)をしばらくレートで使用したところ、相手のカプ・テテフに対する選出が窮屈であることや初手の選出択がしばしば発生し安定しないと感じたため、ゲッコウガに変更した。その後それぞれのポケモンを環境や厳しいポケモンの処理のために調整を変えていき完成した。
・個体紹介
カバルドン@フィラのみ すなおこし
212-132-170-x-111-67
じしん ステルスロック あくび ふきとばし
メガリザードンYの晴れだいもんじを耐える調整。初手に置かせてくれない試合が多かったため、サイクルの中で発動し相手の攻撃をもう一度耐えながらあくび展開に移れるピンチベリーはとても強かった。
とにかく凍る
197-189-151-x-130-151(メガ後)
おんがえし じしん はねやすめ りゅうのまい
テンプレのいじっぱりHDマンダ。いかくとHDに厚い調整のおかげで、あらゆる対面で強引にりゅうのまいを選択し勝利に繋げることができる。そのため、ボーマンダが安全に舞えるような対面を作ることが難しい場合は一発耐えられる相手にボーマンダを死に出しするように努めた。
めっちゃ凍る
カプ・コケコ@マゴのみ
172-x-106-116-107-192
ボルトチェンジ しぜんのいかり めざめるパワー氷 ちょうはつ
シュカのみを持たせた個体からこちらに変更。ボルトチェンジで対面操作、しぜんのいかりで広範囲の削り、そして挑発で積みの阻害や起点作成など広範囲な仕事を担う。シュカコケコが担っていたカバルドンへの削りと挑発をこなしつつ、受けループへの勝率がちょっとだけマシになった。一方でこの個体変更の影響で相手のマンムーが相当しんどくなってしまったのは課題である。
マジで火力がない。
181-x-102-180-126-138
かえんほうしゃ ギガドレイン めざめるパワー氷 ちょうのまい
カバマンダミラーで強く出られる枠。カバルドンのステロやコケコの怒り挑発から展開する。HBを伸ばしたため+2ミミッキュZやメガバシャーモのフレアドライブまでの物理攻撃を耐えられ、ピンチベリーにより後続の先制技圏外へと逃げられる。技構成の都合上相手のヒードランをはじめとするほのおタイプが苦手であり、止まってしまうため厳しい場合を除いてリザードンやバシャーモを見た場合はできるだけボーマンダを出すようにしていた。一方、ポリゴン2やミロカロスはウルガモスで起点にできるためこちらを進んで出していた。
197-130マンダが+1めざ氷で11/16で落ちる
ギルガルド@たべのこし
167-70-170-83-209-72(シールドフォルム時)
シャドーボール かげうち キングシールド どくどく
相手のポリゴン2やクレセリアといった高耐久、カプ・テテフ、アーゴヨンなどのタイプ受けできる相手に後投げする枠。性格を生意気にしており、アーゴヨンの+2だいもんじを最高乱数を切って耐えつつ、シャドーボール+かげうちで無振りアーゴヨンをこう乱数で落とすことができる(砂やステロが入れば確定)。
どくどく+キングシールドでターン稼ぎをしながら相手のポケモンを裏の圏内に押し込むことができ優秀な働きをしたが、起点になりやすく出しにくい相手も多かった。
かなり凍るけど硬すぎるためだいたい途中で溶ける
147-161-88-123-81-174
相手のゲッコウガに荒らされる、裏から出てきたミミッキュにボーマンダが勝てない、などの問題点と初手の選出択を解決するために、初手で通れば数的有利を取ることができるスカーフゲッコウガを採用。この構築に対して初手に出てきやすいカプ・コケコ、カプ・テテフ、アシレーヌはダストで確定、ゲッコウガはスカーフとんぼで高乱数、カバルドンは冷ビで確定二発と、従来では初手から択が発生しがちだったこれらのポケモンが同居する構築への安定度が上がった。また、後発に置いた場合相手のボーマンダやウルガモスへのストッパーとしても優秀であった。
テテフにゲッコ後投げしてダスト押すと、外して返しのサイキネで落とされる
・選出
カバマンダガルド 初手にカバルドンが安定する場合。サイクルしながらボーマンダが全抜きできる盤面を整える。
コケコカバマンダ 相手にレヒレやゲッコウガが見える場合。コケコで水枠を流しながら地面を削りマンダを通す。
コケコカバウルガ カバマンダガルド系統のミラーはこれ。相手のカバに怒りと挑発を入れて地震で落とされた後、ウルガモスを死に出しして舞の起点にする。
ゲッコカバマンダ ゲッコウガで初手から数的有利を取り、起点にしてくる後発をあくびで流しながら再びボーマンダかゲッコウガの一貫を作る。
カバマンダウルガ カバ初手が安定し、ボーマンダ、ウルガモスのどちらも止まりそうな場合の積みリレー選出。
ゲッココケコマンダ 対受けループ。ボーマンダで相手のエアームド(ヤドラン、ドヒドイデ)を誘いコケコを合わせ、めざ氷でグライを崩す。択が絡むため勝率は良くない。
基本的に選出のパワーを確保するためボーマンダかウルガモスのどちらかは確定選出。どちらを通すか、そのために何を誰で削るかをイメージして残りのポケモンを選出する。負けた試合の展開は振り返り、次に似たような相手と当たった時に負け筋を消すように選出、立ち回りをイメージする。とにかく練習量が大切だと思う。
・きつい相手
バンギラス ステルスロック込みでボーマンダの+1地震を耐え返しのレンチで落としてくる。複数回ステルスロックを踏ませたり、カバルドンやコケコで先に削っておきたい。
マンムー 全員対面から押し負けるので、カバルドンであくびを入れて一旦流し、先にボーマンダかウルガモスで展開して対処する。もしくはゲッコウガのとんぼがえりなどで削り、最終的にゲッコウガかボーマンダの圏内に押し込む。
スイクン みがわり→ほえるでカバルドンの前で身代わりを残してきたり、ボーマンダには冷ビを押してくる。身代わりを残されないように立ち回り、ウルガモスで積んでしまえばギガドレインで回復しつつ倒せる。
スカーフランドロス 一舞してもウルガモスが抜けないので止められてしまう。ゲッコウガでさらに上から倒したり、カバで眠らせたりそもそもボーマンダを出したりすればしんどさは軽減される。
立ち回りでどうにかしないといけない相手が多いが、追加効果を引かれたりしなければリカバリーが効く相手も多い。S9も改善点を探しながら使っていきたい。