総括

振り返りながらつらつらと






 JCS2017が終わった。正確にはまだE日程が残っているが、B,C,Dの三日程で惨敗した僕はここで撤退するので僕のJCSはここで終わることになる。


 まだ最後まで戦い抜く知り合い達を応援するとともに、この記事をもってこのルールの自分なりのまとめとしたい。


 


環境最初期は発売後間もなく並びが開発されたウインカグヤスタンやドレコーなど複数の構築のSDテキストを貰い、専らそれらをSDで回していた。その中でコケコガブウインカグヤの並び(後にGACTなどと呼称されるもの)の強力さに着目し、その4匹を軸に構築の考察を進めていった。


 そんな中で12月末のましゅオフに友人から構築を提供してもらい、コケコガブウインカグヤトドンライチュウの6匹で出場、ベスト8に残る(トナメ1落ち)。12月までのこの環境は互いに隣のトドンにテッカグヤが宿り木を打ち込むような泥仕合であり、かなりモチベを削がれたのを覚えている。


 年明けからはJCSやグロリアを見据えて身内でいくつかの構築の考察、研究を開始する。その中で1人がコケコ+ガブの並びでフリフォ剣舞を通す構築を使用しあいオフ予選抜けを果たしたため、この後しばらくこの2匹を軸とした構築を考えることとなる。

 私も同系統の構築を使用し北河内オフに出場するも結果は惨敗。その後個人的にスタンの考察を進めながらコケコガブ構築の内容を考えることとなる。


 京大カップでも同系統の構築を使用するも対戦相手の構築との噛み合いが悪く勝ち切れずに終わり、広い相手に勝てる構築ではないと判断、迫るグロリアラスチャレに向けコケコガブウインカグヤに回帰、これに流行しつつあったポリギガを加えた6匹で臨むことを決めた。


 グロリアラスチャレはレベルが高く、予選抜けを果たすことはできなかったもののラスチャレ、本戦見学の二日間で多くの方とお話させていただき、大きなモチベーションとなった。


 グロリア前からJCSに向けての構築考案も進めており、いくつかのオフで結果を残しつつあったカビゴンのはらだいこ+自己暗示のギミック構築を使用することにしていた。カマルオフでは同系統の構築の使用感を確かめる目的でカビゴン+ポリ2を試したが、懐いていなかったのとネタポケモンを投入したため酷い結果に終わった。

 しかしグロリア、カマルオフにてカビゴン+ペルシアンの強力さを実感し、AFKとピッピやスカーフゲンガーを加えた太鼓パの形を何人かの使用者から話を聞けたこともありこのタイプの構築をJCSで使用することを決定した。


  臨んだJCSであったが、A日程こそ1686でスタートしたもののウツロイド+マッシブーン構築が増加していることを実感せずにはいらられず、カビゴンが動きにくい相手が増えていることに不安を覚えていた。そしてB日程以降は明らかに構築の中身が知れ渡っており、こちらのしたい動きを初手から通させてくれない、先に処理したい相手を温存され押し負けるといった負け方が増え、構築を解散するに至った。




ここからはこのルールについての感想


 当初は僕が触れたカロスダブル以降で最悪のルールだと思ったが、時間が経つにつれかなり良く調整されたルールだと思うようになった。

 しかし、良く調整されたルールであるからかそ個々のポケモンのパワーが低く、少しの選択ミスやヤンキー行動を通されることが負けに直結するため、確実に格下相手との対戦を拾うことが難しかったと感じる。更にランダムマッチングでは相手を信用した立ち回りなど到底不可能であり、選出択が毎回のように発生する不毛な対戦も多かった。


 全ケアが効く構築が組めなかった自分の問題もあるだろうが、このルールに関していえば知る限りそのような構築は存在せず動もすればヤンキー行動し得、運ゲし得のつまらないゲームとなっていた側面は否定できない。


 文句ばかりになってしまったが、オフで対戦する際に関してはこのルールは非常に楽しく、ためになることばかりだった。もうこのルールに精力的に取り組むことはないだろうが、しばらくした後にオフなどで対戦できることを楽しみにしつつ筆を置きたいと思う。




真皇杯あるのでしばらくはシングルやります